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2009年12月05日

吹奏楽器の打ち込み

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前回の、暇つぶしで書いた「エレキギターの打ち込み」は内容が単なる独り言なので、訪れた方々には申し訳ない。だけど、あれ以上加筆もできそうに無いです。

そんなわけで、今回は雨のため外出する気も無いのでちょっと気合を入れていきたいと思います。
音楽の授業でリコーダーを吹いた程度のおじs・・・お兄さんの独学ですが、少しでも参考になれば幸いです。

−−−−−−−−−−き−−−−り−−−−と−−−−り−−−−−−−−−−

[楽器素人がそれなりに頑張ってみた吹奏楽器の打ち込みについて]

エレキギターと同様、吹奏楽器も単にピアノロールで入力しただけでは、全然リアルに聴こえません。そのため、色々と調整が必要です。

とにかく必須なものはMIDIコントロールチェンジ(以下『CC』)です。
私が吹奏楽器の打ち込みで使用しているCCは、後述しますが「Expression」「Modulation」だけです。
他にも色々とCCはあると思うんですが、この2つを使った吹奏楽器の打ち込み方法について語ります。

※以下、音源も公開しますので、再生時は音量に注意してください※


[1]息継ぎを意識して入力する

音の強弱よりも、まずこれですね。特に、音を連続して鳴らしっぱなしはNGです。
では、NG例を聴いてみましょう。

NG例 →XGworksST_吹奏楽器の打ち込み_1


こんなに息が続く人間いねーよ!ってのが瞭然ですね。まったく息を吸ってません。死に至ります。

ですので、最初から息継ぎを意識したゲートタイム(音の再生時間)で入力しましょう。
それで、さっきのはベロシティ(音の強弱)も一定で入力してたので、音の強弱も修正しました。

ピアノロールノート調整 →XGworksST_吹奏楽器の打ち込み_2


マシにはなった・・・よね?だけど、まだまだリアルじゃない。
つまり、音の強弱と長さ調整以外に、パラメータが必要になってくるわけです。

ではそのパラメータとは!?


[2]CCでリアルな息づかいに!

私の場合、前述しましたCCの「Expression」「Modulation」を使用します。

「Expression」は、弾いて出た音のボリューム調整ですね。
ベロシティは楽器を弾く強さの強弱なので、似ているようですが全く異なります。
※まんま「Volume」というCCもあるのですが、私は「Expression」を使ってます。好みの問題??

「Modulation」はエレキの打ち込みでも書いたとおり、音に歪みやうねりを与えるパラメータです。
吹奏楽器に使用すると、息継ぎが限界の時の様なプルプルとした音になったりします。(笑)

では、早速、追加してみましょう。


[3]実践!「Expression」!

「Expression」:0〜127で調整。127=音量100%です。
つまり音量を下げることしか出来ない。でも非常に重要。

落ち着かせたいところで数値を小さく、盛り上げたいところで数値をMAXに。数値もいきなりではなく下図の様に滑らかにすればより自然です。弾き始めや弾き終わりの調整も肝心です。
ベロシティも再調整して、「Expression」と併用して息継ぎの雰囲気を出しました。

「Expression」追加 →XGworksST_吹奏楽器の打ち込み_3


息づかいが、よりリアルになったように聴こえませんか?
お世辞でも聴こえると思ってください。おっさんの独学なんで。

※注意※
完全に音が鳴り終わったところで、きちんと127に戻しましょう。
数値を戻し忘れて、途中再生した時に音が小さくバグった!?とか混乱しないように。
かといって、完全に鳴り終わってないところで127に戻すと、いきなり音が戻ってくるので注意。

では、この調子で「Modulation」を追加して、よりリアルな感じにしましょう!


[4]実践!「Modulation」!

「Modulation」:0〜127で調整。0だとノーマルでプリセットの音になります。
数値が高いほど歪んだ音になるのですが、音源によっては特殊なCCかも知れません。

私の音源(MOTIF)では厄介なことに音色によって歪みの強弱具合が異なるどころか、プリセットからかけ離れた音色になる場合もあります。
例えば「リコーダー」から「リコーダー2(仮)」に音色変更した場合、「Modulation」の再調整が必須になる場合が・・・これは怖い!

まあ、それがモチベーションに繋がる場合もあるんですけどね・・・おっと話がそれました。
では、パラメータ追加および最終調整してみます。

「Modulation」追加 →XGworksST_吹奏楽器の打ち込み_4


より臨場感が増したと思いませんか?
お世辞でも増したと思っt(略

素人の見解ですが、吹奏楽器の調整には、口笛を吹くと分かりやすいと思います。
早い話が実際に楽器を習うのが一番なんですけどね。


[5]まとめ

今回は一般的な音色で調整してみましたが、音源によって、例えばMOTIFには鳴らしっぱなしで自動でモジュレーションが付加されたような音になる音色や、ベロシティの強弱で息づかいの雰囲気がグッと変わる音色もあったりして、CCを使わなくても良さそうな音色がたくさんあります。
音源の進化を垣間見た気がします。

つまり、吹奏楽器もエレキと同様、色々と調整が非常に面倒なので、
好んで使っていくことはないと思います。(キリッ

本末転倒・・・というわけで(?)、

以上です!

もう疲れた。限界。甘いものが食べたい。
『それでは、今回はこの辺で終わりにしたいと思います。
 お忙しい中、この様な駄文をご閲覧いただき誠にありがとうございました。』



<おまけ>

四苦八苦した先日のオリジナル曲から、民族楽器のパートの未調整バージョンと最終バージョンを晒してみます。ちなみに、どこのどのような民族楽器かも分からず使用する適当ぶり。

未調整バージョン


最終バージョン


これでも確か2時間くらいかかった・・・マシにはなったよね?
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posted by シソタ at 21:16 | Comment(2) | TrackBack(0) | ◇DTM関連◇
この記事へのコメント
まだ聴いていないけれど音の変わりが
肌で感じられてとてもよくわかりました
最後のとかリアルになったと思います
Posted by ダイモ at 2009年12月06日 00:37
来年はツクサス更新を目指します
Posted by ダイモ at 2009年12月25日 21:57
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